タイトルが何を指しているかわからない人は、先に2部第12章前半(3話まで)を読んできてください。
ネタバレ注意です。
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さて、第12章前半は、実質全滅するというなかなかの衝撃展開でした。
その中でも印象に残るのが、3話BATTLE3での、仲間たちが次々と魔女化してしまうシーンです。
魔女化していく順ではなく思い出を振り返っての順番かもしれませんが、一旦ここは魔女化していく順としておきましょう。
うすうす感づいた方もいると思いますが、魔女化していった順をまとめてみると、グループや仲良し組ごとに魔女化していっています。
(途中でまとめるの辛くなってやめようかと思ったけどどうしても梨花れんが離れ離れになってるのが気になったんや……!)
その表が以下の画像です。
グループ名や構成メンバーは筆者の独断が含まれているところもありますが、概ねこのようなグループ分けになるかと思います。
基本的にはグループでまとまっています。
が、離れてしまっているグループが3つあります。
漫才コンビ、梨花れん、プロミストブラッドの3つです(画像内では太字にしています)。
もっと言えば保澄雫、大庭樹里、五十鈴れんの3名が独立して配置されています。
彼女たちが何故その場所に配置されているのか、少し考えてみますか。
大庭樹里
樹里に関してはプロミストブラッドとはまあまあ近い位置に配置されているので、独立していると完全に言い切ることは出来ないかもしれません。
しかし、わざわざ天音姉妹と十七夜たちを挟んでプロミストブラッドと離れている以上、何か意味があって離れているとしか思えません。
私だったらみたまとももこをもっと近付けるために、樹里は他のメンバーと同じ位置に配置します。
各グループごとにリーダーやそれに準ずる役割の魔法少女が後になる傾向ではありますが、離れているのはやはり樹里だけなんですよねぇ。
樹里だけで考えるのではなく、同じ順番に配置されたれんも含めて考えてみましょうか。
れんとの共通点は……
特に無いです。
全く持って、無い。
とまあ、無いと断ずるだけだと先には進めないので、妄想交じりに考察してみると、死に対する耐性のようなものがあるのではないでしょうか。
れんについてはれんの項目で詳しく語ります。
樹里の願いは死の克服(=魔女化の克服)とは直接関係しませんが、樹里の性格は死の克服に繋がるかもしれません。
樹里は、誰から見ても間違いなく「戦闘狂」でしょう。
樹里ほど好戦的な魔法少女はこの中にはいませんし、次点を挙げることすら困難です。
12章時点では戦わなければ我慢が限界状態になることも無くなっていますが、それでも戦うこと自体は好きなままのはずです。
つまり、樹里は悪夢の中でも思う存分に戦っていたのでは?という考察です。
悪夢の世界では、みかづき荘がバラバラになる悪夢だったり、魔法少女が国に捕まる悪夢だったり、あるいは理想論に着いていけなくなった魔法少女にいろはちゃんが殺されそうになったり。
多種多様な悪夢ですが、戦い自体は無くなっていないはずです。
悪夢の中とは言え、自動浄化システムがまだ世界に広まってない以上、魔女がいるはずですから。
そんなわけで戦いがある悪夢だった場合は、樹里のストレスが溜まるスピードも低く、それに伴い魔女化の進行も遅れるはずです。
これが樹里が他のプロミストブラッドのメンバーよりも魔女化が遅かった理由になるのではないでしょうか。
まあ、そんな樹里の性質を見越して椅子にがんじがらめのまま放置される悪夢とかだったら逆にいの一番に魔女化しているかもですが……
五十鈴れん
れんの位置はあまりにも異質過ぎます。
樹里と同じ位置に配置されるのは、やはり死に対する耐性があるとしか思えません。
(というか先にれんに死の耐性があるんじゃないかと考えた後で樹里も耐性があるんじゃないかとひねり出した形だったり)
普通に考えれば梨花とほぼ同じ位置に配置します。
一応、神浜市立大附属学校所属なのでかもれトライアングルと同じ学校ですが、梨花れんやエミリーのお悩み相談所への所属よりも、かもれトライアングルとの繋がりを重要視するとはとても思えません。
ということで、れんに死の耐性があるんじゃないかという話に。
れんは、世界に絶望して自殺をしましたが、自身の死を回避するために魔法少女になりました。
その後魔法少女になってからもう一度自殺を図っていますが、この時は梨花に助けられる形で生存し、その後は梨花によって世界に希望を見出すようになっています。
上記のように、自身の死を覆す願いをしたので、死に対する耐性があってもおかしくありません。
また、れんのマギア及びドッペルは、「低HPほど威力UP」という窮地ほど火力が上がる珍しい性質を持っています。
そのため、死(=魔女化)が迫る状況では自身の能力が発揮され、他の魔法少女よりも長く生きることが出来たのではないでしょうか。
保澄雫
一番謎なのはこの子ですよ。
雫がどこに所属しているかと聞かれたら悩む方も多いのではないでしょうか。
神浜マギアユニオンと言われればそれまでですが、もっとミクロな視点でです。
多くの方はあやかとの組み合わせを想起するでしょう。
あやか以外とのかかわりを考えると……
- みかづき荘
- マギウスの翼
- 父親の喫茶店
このあたりの印象が強いです。
みかづき荘に分類されることは、本人は望まないと思います(嫌がるという意味ではなく)。
マギウスの翼では、交流が多かった令と郁美は既に亡くなっています。
父の喫茶店には多くの魔法少女が訪れたとは思いますが、そこでも印象深いのはやはり令、郁美、あやかの3人です。
逆に、雫の周りの魔法少女との共通点があるかというと、特に無いと思います。
雫の学校は「参京院教育学園」
雫の上下の魔法少女は記載の通り、水名女学園、工匠学舎、中央学園です。
1つ離れたアザレア組は参京院教育学園所属ですが、やはり隣接していないですし、そもそもアザレア組との絡みも特筆すべき点は無かったと思います。
なお、一見あやかも独立しているように見えますが、こちらはあやかとせいかの漫才コンビという見方が可能です。
ブロッサム繋がりで このみ が かこ と並んでるのと同じ感じですね。
ですから、なおさら雫があやかと離れている理由が不明という……
え、待ってなんもわからん樹里と違って屁理屈をこねることすらできん。
周囲の誰かと仲良しだから、というのはあやかと隣接していない時点で否定されます。
となると、樹里やれんと同じくその位置にいる理由があるはずですが、周りの魔法少女たちを見ても、なんてことはない、学校が同じで仲良しなグループたちです。
雫の孤独を表現したかった?
だったら1人だけ名前が消える方が効果的です。
さりげなく表現したかったのなら別ですが。
雫の名前が消えるタイミングで1度背景が変わるんですよね。
2回目の変更時は19番目、3回目の変更時は30番目です。
ここにも特に共通点があるような感じはしません。
ホントに何故雫だけ独立しているのか。
タイトルに考察と書きましたがひねり出すことすらできませんでした……
そしてこの答えは明かされることが無いであろうことがさらに筆者の心を悩ませる……
あとがき
ということで、樹里とれんは死への耐性、雫は全く持って不明という結論に至りました。
この順番自体がストーリーに大きく絡んでくるとは思えないので、答えも出ないと思います。
そもそものグループでの分類というのが間違っていた可能性もありますね。
みなさんも自由に考えてみてください!
ちなみに総勢72名です。すごい数だ