マギアレコードのあるきかた(マギレコ攻略ブログ)

魔法少女まどか☆マギカ外伝 マギアレコード、通称マギレコの非公式攻略ブログです。公式Twitterの呟きを集めたり、高難易度ステージの情報を記載したりしています。特にキモチ戦とEXチャレンジクエストに力を入れています。コメント大歓迎!

【マギレコ】2部第12章「結ぶ永久の彩り」前編 感想

2部の最終章となる第12章「結ぶ永久の彩り」、その前編が配信されましたね~。
と、ここで配信前の筆者のツイートを持ってきてみましょうか。

大丈夫じゃなかったよ!!!
ネタバレ注意!


























いろはちゃんの中に様々な魔法少女たちの想いが巡り、理想の世界、あるいはあり得たかもしれない過去と現在。
そんなストーリーが展開された5周年記念イベント「星屑のミラージュ」と∞いろはちゃんの魔法少女ストーリー。

そんな明るい未来を見られるような状況に、すぐには辿り着かないことはわかっていました。
瀬奈みことが動き始めるところで第11章が終わってましたからね。
というかすぐに辿り着いたら流石に2部終了が早くなりすぎてしまう。


そして不安と緊張と期待を抱きながら読み始めたプレイヤーに最初に飛び込んできたのは

自身の死
流石にいきなりころされるとは思わなかったモキュ……

普段からいるのかいないのかわからない状態のプレイヤー、もとい小さなキュゥべえですが、流石に今回ばかりは居ない状態は困ります。
いろはちゃんとういと小さなキュゥべえの3人でキモチの力を制御し、鏡の魔女を倒さないといけませんから。
どうにかして生き返れないか筆者もしばらく模索してました。
なんとか偽造の魔法とかを使ってやり直せたりしないんだろうかとか考えてましたね。


そして堰を切ったかのように続く仲間たちの死。
まさか太助や灯花の父親まで死ぬなんて……
一応、2人は助かる見込みは少ないものの事故っただけで死が明記されたわけではありませんが、最後まで読み切った今としては死んだと思ってます……

2人の死を賭していろはの元に灯花とねむを運び、かつて実現するはずだった、ういの回収⇒灯花の変換⇒ねむの具現化により莫大なエネルギー(魔力)を生み出すこと。
これによって鏡の魔女を倒すエネルギーを得ようとするも、鏡の魔女の妨害にあって今度はういを喪う……

終盤のリヴィアたちと違って肉体ごと滅ぼすのではなくソウルジェムだけ持っていっているあたり、 完全に回収の能力を自分のものにすることを狙ってますね、鏡の魔女。


ういと小さなキュゥべえの消失により、完全に鏡の魔女を倒す手立てを失ったいろはちゃんでしたが、ここで"時間遡行"によって二人を取り戻すという手段を得ます。
やや唐突感ある時間遡行だなと思ったのですが、本来はミラーズの魔女のみが行使できる手段のようです。

ですので、使い魔であるこの理子のコピーとみかげのコピーは鏡は所持していないと思われます。
ミラーズの魔女が過去や未来に行けることは過去のストーリーでも言及されているので、その方法が今回出てきたことになりますね。
第一回殲滅戦や四周年記念のイベントストーリーがわかりやすいかな?
余談ですが、確か第一回殲滅戦は最高難易度をクリアできないとストーリーを最後まで読めなかった気がするので、最後まで読んでいるか確認してみると良いかもですね(追憶の欠片の対象になっているかは筆者は解放済みなので確認できませんが……)。

この段階でいろはちゃんがやろうとしていることは、「過去から うい と小さなキュゥべえを連れてきて、鏡の魔女を倒すこと」
ドラゴンボールの「未来トランクスがやろうとしたこと」と同じことになるでしょう。
トランクスが本来やろうとしていたのは過去の悟空に未来の人造人間たちを倒してもらうことでしたからね。

時間遡行によって過去に変える最善の位置は、小さなキュゥべえが倒された北養区の山頂。
3人が揃っていて、鏡の魔女を倒すために力を合わせたあの時間に戻る。
それよりさらに前に戻って準備時間を増やすとか……はリスクが高いでしょうね、キュゥべえとの戦いがありましたから。
しかし北養区に向かうまでに、ギリギリ持ちこたえていた各グループリーダーたち以外の魔法少女たちは、魔女化していくことに……
正確には鏡の魔女によってドッペル化したまま暴れることに。
ドッペル化によるエネルギーを貰う気ですよ鏡の魔女は。
この魔法少女たちが魔女化していくシーンがまた嫌な演出してくれるんですわ!
魔法少女たちの名前が無数に並ぶさまはまるで慰霊碑のようで、でも慰霊碑とは逆に名前は消えていく一方で。
さらにAUTOをオフにしていると一人二人と名前が消えていくのを、プレイヤー自身が進めないといけないという……
嫌だけど、重みがあって、良い演出でした。
背景が変わっていくと、最初は勇ましかったいろはちゃんたちの表情も変わってくんですよねぇ……
見返した時に、かつて死を望んだれんちゃんが、梨花ちゃんが先に逝っても最終盤まで持ちこたえててウルッとしてしまった。

この時の順番について少し考察してみたのでこちらもどうぞ。


そして、北養区の山頂に着くまでに静香ちゃんたちのような各リーダーも倒れ、リヴィアさんたちピュエラケアも鏡の魔女に飲み込まれ、最後に残ったのはいろはちゃんとかごめちゃんのみ。
時間遡行のための鏡をなんとか作り出すも、灯花とねむから時間遡行による悪影響を伝えられる……
多分北養区に向かう前にソウルジェムだけ身体から離して持ってきてたんでしょうね。

灯花とねむの話を図にしてみました。
多分こんな感じの話だと思います。

まず最初が、「ういと小さなキュゥべえを過去から連れてきた場合」です。
この場合はういと小さなキュゥべえの2人が存在しない空白の期間(緑の矢印の期間)が発生してしまい、『今』に繋がらなくなってしまいます。
『今』も2人が居ないのは同じかもしれませんが、『今』2人が死んでしまって居ないのと、空白の期間に2人が肉体ごと消失している状況は全く異なります。
『今』に至るまでの間に、ういが生存していた期間とういが消失した期間が両方発生することにもなりますからね。
2人を連れて『今』に戻ってきたとして、その『今』は発生し得ないので『今』は崩壊することになります。


次に「過去の自分たちに『今』の状況を伝えて2人の死を回避しようとする場合」。
この場合は2人の死の回避により時間遡行をする理由がなくなり、時間遡行をする『今』という状況に繋がらなくなります。
よって過去を変えてしまうと『今』は消失し、恐らく過去に行ったいろはちゃんは『今』に戻ってくることが出来ずに『今』ごと消失します。


最後が「並行世界の概念がある場合」です。
時間遡行の結果『今』から『過去の並行世界』に接続するというものです。
先ほど名前を挙げたドラゴンボールの世界観がこれですね、時間遡行をした時代で何かをやったとしても、元居た時代には一切かかわりがありません。

第12章で起こったのは、この「並行世界の概念がある場合」の状態だと思います。
元の世界の状況は何ら変わりませんが、並行世界にはかごめちゃんが集めたここまでの戦いの情報が共有されます。
これによって並行世界では2人の死を回避し、第12章の最初の方でやろうとしていた、鏡の魔女を倒すために1つになることに成功します。


振り返りつつ感想も書いてみましたが、このままでは煮え切らない思いがあります。
情報の時間遡行は如何にして起こったのか?
これが判明しない限りは納得がいきません。
第12章の後半で明かされるのか、第二部が終わった後のイベントストーリーで後日譚的に語られるのか。
あるいはまだ読んでませんが、「むすんでひらいて座談会」で情報の時間遡行の可能性について語られるのか。
第12章の後半で語られるのが自然な形ではありますね。

しかし仮に判明したとしても、今まで見守ってきた世界線のいろはちゃんたちが全滅というのは悲しくなってきます。
並行世界のいろはちゃんもいろはちゃんなんだけど、スワンプマンというかやっぱり今までのいろはちゃんとは別人なような……
筆者は並行世界の存在と現在の存在でかなり割り切って物語を読んでいくタイプなのですが、その割り切っていた側に視点が移ってしまうのはしっくりこないですねぇ……
(だからこそアニレコがビターエンドに終わっても並行世界ということですんなり受け入れられました)
ほむらちゃんも過去あるいは並行世界に移行したとしても、最初に遡行を始めたほむらちゃんという視点は保ったままですし。
並行世界の自分に頼るのが前提の物語でもないですしねー。


話が逸れてしまいましたが、元の世界のいろはちゃんたちが救われず、並行世界のいろはちゃんたちが救われるのは、元の世界のいろはちゃんが望んだ未来なので問題は無いです。
やはり「情報の時間遡行は如何にして起こったのか?」が判明するか否かのほうが、個人的なこの物語の評価に大きく影響します。

時間遡行に必要だった鏡は、作った本人たちであるミラーズのコピーによって破壊されました。
そのため、本来ならば肉体のみならず、情報すら時間遡行はできないはずです。
情報の時間遡行の理由として、アルまどの干渉によるものは1部と同じになってしまうので、別の理由が欲しいところ。
時間遡行と言えばほむらちゃんですが、情報だけを過去に送れるとは思えません。

かごめちゃんの能力に情報を広く伝えるものが備わっていたとしても、過去に情報を伝えるという能力になるには苦しいですね……
太助がかごめちゃんに那由他が欲しがっていたペンを渡していましたが、そのペンに特殊能力があるとはとても思えません。

あるいは形だけでも鏡の魔女の側に付いたリヴィアの固有能力が、鏡の魔女にとって悪影響を及ぼし、過去の鏡の魔女を倒す作用を引き起こしたか。
情報の時間遡行の理由に「難しい話はいったん置いとき」と言ったのがリヴィアなので、物語の魅せ方としては太助のペンよりはこっちの可能性の方が高いかと思います。


さて、並行世界でもまだ鏡の魔女を倒せたと決まったわけでは無いので、後半はそこから再開でしょう。
並行世界のいろはちゃんたちの戦い、最後まで見届けましょう。



最後に余談を2つ。

いろはちゃんが魔法少女になる宇宙は1つだけのはずなのですが、今回のように並行世界が出てきていますし、アニレコの時間軸もあります。
なので並行世界がどういう構造になっているのかちょっと考えてみたのか以下の図です。

無数の宇宙の中にいろはちゃんが魔法少女になる宇宙が1つだけあって、その中でも並行世界や過去と未来がある、というような形なのかもしれません。
まどかは契約時に、"宇宙のすべて"の魔女を消し去るのではなく、"すべての宇宙"の魔女を消し去ることを願いとしています。

そこから宇宙が複数あると考えることができます。
その複数の宇宙同士が並行世界にあたる可能性もありますが、1つの宇宙内に並行世界があると考えたほうが、いろはちゃんが魔法少女になる世界線がいくつもあることの理由になる気がしますね。

それでも"この1点"とはまた矛盾しちゃう気もしますが……


余談2つめ。
Twitterを眺めていて知ったのですが、普段さなちゃんのことを「二葉さん」と呼ぶやちよさんがこのシーンでは「さな」と呼んでいました。
最後のほうで穢れを溜めつつもいろはちゃんたちの道を切り開こうとしてるところです。

ちなみに、5周年記念イベント「星屑のミラージュ」では「さな」と呼んでいました。

異なる世界ではさなと呼ばれていた。
これは、つまり。


第12章で元の世界だと思っていた世界が実は並行世界だったのでは!?
十中八九違うけど
こっちだったら並行世界のいろはちゃんに視点が移るのではなく、並行世界のいろはちゃんから視点が移ってきたことになるので、第11章までと同じいろはちゃんの物語が第12章後半で紡がれることになりますね。


どう転ぶかわかりませんが頑張れいろはちゃんたち。
流石に鏡の魔女を倒したら明るい未来が待っているぞ!
魔法少女のことを世間に広めていくとどうなるかはそのあとだ!

過ぎ去りし時を求めて


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